先輩 INTERVIEW - 03

研究より営業がしたい!が入社のきっかけ。
専門特化するより“広く・浅く”を大切に。

夏井 利樹
2015年 入社 東京支社 樹脂グループ

数ヶ月から数年にわたる提案が
実を結んだときの喜びはとても大きい

私が所属する東京支社・樹脂グループが手がけるビジネス領域は幅広く、塗料メーカーや接着剤メーカー等に対する合成樹脂原料の仕入れ・販売、当社グループ企業「サンユレック」が開発・製造する樹脂製品の仕入れ・販売、さらにもう一つのグループ企業「サンユ技工」の受託加工業務の受注という3つの柱があります。

いずれの領域でも、狙い通りの性能や特長を持った製品・技術が市場に送り出されるまでに、早くても数ヶ月、ときには数年という歳月が必要で、その間はお客様・仕入先・グループ企業と一緒に試行錯誤を重ねていきます。その結果、自分の提案した商品などが採用され、「まだ世の中にない」新たな製品・技術としてリリースされたときの喜びは非常に大きなものとなります。

スタートの時点で「化学の知識」で差がつくことはほとんどない

幅広い領域のビジネスをカバーするには、膨大な経験や知識が必要になるというイメージがあるかもしれませんが、私は“広く・浅く”興味を持つことのほうが大切だと考えます。化学や取り扱い商品に関する基礎知識の習得は必要ですが、お客様への提案時には、原料メーカーさんやグループ企業のスタッフのサポートもあります。また、お客様から直接教えていただくことも多いので、経験や知識がすべてではありません。

また、私は大学で応用化学を専攻していましたが、文系出身の方とスタートラインを比べてみると、「少し有利かな?」という程度の差しか感じません。なぜなら、「学校で学ぶ表面的な知識」と「現場で扱う実践的な知識」は大きく異なるからです。人に会って商品やアイデアを提案する営業職の仕事に興味をお持ちの方なら、文系・理系という区別に関係なく思い切ってチャレンジして欲しいと思います。

何でも言い合える、協力し合える環境を活かして樹脂のプロを目指す

私が所属する東京支社の樹脂グループは、各種製品の原料、グループ企業が手がける樹脂製品、受託加工という3つの領域でビジネスを展開していることもあり、特定の分野に特化するのではなく、広範囲を広くカバーできる「樹脂のプロ」になることを目指しています。

社内では定期的に日報を確認しながら「こういう商品はない?」「課題解決のヒントは?」といった情報交換や議論が活発に行われています。先輩・後輩という立場や部署の違いなども関係なく、何でも言い合える、協力し合える環境を上手に活かして成長を続けていきたいです。

就職活動中の学生の皆さんへ

大学で応用化学を専攻した私ですが、地道な実験や観察を重ねていく研究職よりも、より日々の変化が大きい営業職のほうが合っていると考え、当社の営業職に応募しました。ところが、営業職は想像以上に緻密な思考・行動が必要で、当初は考えが甘かった私はお客様のお叱りもしばしば。さらに、納期調整などで難しいオーダーをいただくことも。それでも、周囲の協力を得ながら結果でお応えし、「ありがとう」と喜んでいただくことも多く、「この仕事に就いて良かった」と実感できる場面もあります。

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